☆彡 またたき1980-1998 レトロの資料館
子どものころ夢中で観ていたアニメや、いま再放送・ビデオで観かえしている なつかしのアニメ・特撮の感想をならべた棚です。★は5コ満点。 あくまで個人の好みなので、そこはやさしい目で見てください。 映画のかんそうはえいがのページにあります。
(C)各権利者レトロアニメの原点ともいえる一本です。サイヤ人編・フリーザ編・人造人間編・魔人ブウ編と、章が変わるたびに強さの物差しが跳ね上がっていき、前の章のラスボスがあっさり抜かれていく容赦のなさが痛快でした。悟空がはじめてスーパーサイヤ人になる場面は、いま観ても鳥肌ものです。「気を溜めているだけで1話が終わる」とよく言われますし、それはある程度まで事実でもあるのですが、あのタメがあるからこそ解き放たれた瞬間が効くのだと思います。
翌日の学校は前の晩の話でもちきりで、休み時間にかめはめ波を撃ち合う光景はどこの校庭でも見られました。海外での人気もきわめて高く、日本のアニメを世界に広げた作品のひとつとして語られています。再放送があるとつい観てしまう名作です。戦闘力という数字で強さを示す発想も、当時の少年向け作品としては新鮮で、あちこちで真似されました。
ドラゴンボールZ 完全シリーズ [Blu-ray] [Import]Amazonで見る ▶[広告]
(C)各権利者幽助と飛影がとにかくカッコいい一作です。不良少年の浦飯幽助が、子どもをかばって死んでしまうところから物語が始まる——この出だしからして忘れられません。霊界探偵として事件を追う前半を経て、暗黒武術会編に入ってからのアツさは今観てもすごいものがあります。蔵馬派か飛影派かで当時よく論争になりましたし、そのあいだに桑原の株が上がる回が定期的に来るのもよかった。
敵として出てきた相手が、負けたあとに妙に印象を残していくのもこの作品の持ち味です。原作の完結に合わせて物語をきちんとたたむ潔さもあり、引き延ばさなかったぶん、いま通しで観かえしても密度が落ちません。なつかしのタイトルです。戦いの理屈をきちんと説明してから決着をつける作りなので、力押しに見えて実は理詰め。そこも人気の理由でした。
幽☆遊☆白書 25th Anniversary Blu-ray BOX 暗黒武術会編Amazonで見る ▶[広告]
(C)各権利者当時の女の子にとっての永遠のバイブルです。変身シーンを真似して踊った人も多いはず。うさぎは泣き虫で食いしん坊で勉強もできないのに、いざという時にはいちばんカッコいい——この落差こそが本作の魅力だと思います。戦士が一人ずつ増えていく構成もうまく、レイやまこと、亜美といった仲間それぞれにきちんと見せ場が用意されていました。
魔法少女ものと戦隊ものを掛け合わせたような作りは当時としては新しく、以後の作品づくりに大きな影響を与えたと言われています。変身アイテムの玩具も大人気で、クリスマスに品切れが出るほどでした。再放送のたびについ観てしまう定番です。敵側にも事情があり、倒して終わりにしない話が多いのも、いま観かえすと印象に残るところです。
美少女戦士セーラームーン Blu-ray COLLECTION VOL.1Amazonで見る ▶[広告]
(C)各権利者ゆうがたの再放送で観なおすと止まらなくなる一作です。バスケットボールのルールを知らなくてもグイグイ引きこまれます。不良だった桜木花道が、好きな子の一言でバスケ部に入るという入口の軽さと、そこから本気になっていく過程の落差がたまりません。桜木のバカっぷりに笑い、試合が始まると手に汗をにぎる。
赤木(ゴリ)の男気にグッとくるのはもちろん、流川・三井・宮城がそれぞれ抱えているものが試合中にふっと出てくる描き方も見事です。この作品をきっかけにバスケットボール部へ入った子どもが全国で一気に増えたことでも知られる、なつかしの名作です。試合の終盤で急に台詞が減り、間だけで見せる演出に切り替わるのも巧みで、静かなのにいちばん熱いのが不思議です。
SLAM DUNK Blu-ray Collection VOL.1Amazonで見る ▶[広告]
(C)各権利者放送当時から現在まで、根強く語り継がれている作品です。物語は難解で、一度観ただけでは意味をつかみきれない回も多く、それゆえに繰り返し観かえす人が少なくありません。使徒との戦いという枠組みを借りながら、実際に描かれているのはシンジをはじめとする登場人物の内面で、心理描写の細やかさがこの作品の芯にあります。
アスカ派かレイ派かといった議論が当時さかんに交わされ、雑誌でも同人でも盛んに取り上げられました。作画や音楽だけでなく、画面いっぱいに文字を出すような演出のクセも強く、好き嫌いがはっきり分かれるところまで含めて、90年代を象徴する一本といえます。放送から30年近く経ってなお新作の劇場版が公開され続けたことからも、この作品が持っている引力の強さがわかります。
新世紀エヴァンゲリオン Blu-ray BOX STANDARD EDITIONAmazonで見る ▶[広告]
(C)各権利者前作「機動戦士ガンダム」の一年戦争終結から7年後を描いた続編です。主人公は少年カミーユ・ビダン、舞台は反地球連邦組織エゥーゴと、連邦のエリート部隊ティターンズの対立。前作の敵役シャア・アズナブルがクワトロ・バジーナと名を変えて味方側にいるという構図からして、敵と味方が単純に割り切れません。変形して飛行形態になる可変モビルスーツが本格的に登場したのもこの作品からで、プラモデルの人気もここで一段と高まりました。
物語は最後まで容赦がなく、主人公が背負わされるものの重さは、いま観かえしても胸にきます。シリーズを「続きを作れる世界」に変えた一本でもあり、以後の宇宙世紀ものはここを起点に広がっていきました。モビルスーツの設定が一気に増えたのもこの時期で、模型雑誌を通じて世界観が広がっていく感覚がありました。
U.C.ガンダムBlu-rayライブラリーズ 機動戦士Zガンダム IAmazonで見る ▶[広告]
(C)各権利者核戦争で文明が崩壊した世界を舞台に、一子相伝の暗殺拳・北斗神拳の伝承者ケンシロウが旅をする物語です。経絡秘孔を突かれた相手が数秒おくれて倒れるという独特の見せ方が強烈で、「お前はもう死んでいる」という決めぜりふは、当時の小学校で真似しない子がいないほど広まりました。とはいえ本作の芯にあるのはバイオレンスではなく、兄弟や師弟の情の描写です。
トキ、レイ、そして最大の宿敵ラオウ——それぞれの最期が、単なる勝ち負けを超えた重みを持って描かれます。少年誌原作アニメの勢いを象徴する一本です。荒野をひたすら歩く画づくりや、静かな場面での間の取り方も独特で、バイオレンスの印象だけで敬遠していた人ほど、通しで観ると評価が変わる作品です。敵役が死にぎわに過去を語るという型もここで定着し、以後の少年向け作品に広く受け継がれています。
北斗の拳 & 北斗の拳2 コンプリート DVD-BOX (全152話, 3800分) ほくとのけん 武論尊, 原哲夫 アニメ [DVD] [Import] [PAL, 再生環境をご確認ください]Amazonで見る ▶[広告]
(C)各権利者ギリシャ神話の星座をモチーフにした聖衣(クロス)をまとい、女神アテナを守るために少年たちが戦う物語です。星矢・紫龍・氷河・瞬・一輝という五人それぞれに見せ場があり、序盤の銀河戦争から、黄金聖闘士が立ちはだかる十二宮編へと段階的に強敵が上がっていく構成が見事。そして本作を語るうえで外せないのが玩具です。金属パーツを使ったクロスの立体物が大ヒットし、「アニメの人気が玩具を押し上げ、玩具がまたアニメを押し上げる」という循環をつくりました。
海外、とくに南欧や南米でいまも根強い人気があるのも、この作品ならではです。敵として立ちはだかった黄金聖闘士がのちに味方として描かれるなど、善悪をひっくり返す展開の多さも、この作品を長く語らせている理由だと思います。星座と必殺技を結びつけた設定は覚えやすく、自分の誕生星座の聖闘士を探すのも楽しみのひとつでした。
聖闘士星矢 Blu-ray BOX IIAmazonで見る ▶[広告]
(C)各権利者新宿を根城にするスイーパー(始末屋)冴羽獠と、相棒の香が依頼をこなしていく物語です。銃を構えたときの静けさと、普段のふざけた調子との落差がとにかく気持ちいい。ふざけては香の百トンハンマーで沈められる、という様式美もおなじみです。そして本作といえば音楽。
エンディングのTM NETWORK「Get Wild」が、話の締めから次回予告へなだれ込むタイミングで流れ出す演出はあまりに有名で、この曲を聴くと自動的に新宿の夜景が浮かぶ、という人も多いはずです。依頼人の事情を一話でしっかり描ききる作りなので、途中から観てもすんなり入れます。大人向けの空気をまとった数少ない夕方アニメでした。相棒の香を単なる添え物にせず、対等な軽口の相手として描いたところも、当時としては新しい部分でした。
CITY HUNTER Blu-ray Disc BOX(完全生産限定版)Amazonで見る ▶[広告]
(C)各権利者高橋留美子先生の原作による格闘ラブコメです。中国の呪泉郷で溺れたせいで、水をかぶると女に、お湯をかぶると男に戻ってしまう早乙女乱馬が主人公。許嫁の天道あかねとは顔を合わせれば口げんかばかり、というじれったい距離感がずっと続きます。毎回とんでもない設定のキャラクターが増えていき、勘違いが勘違いを呼んで大騒ぎになる——その一定のテンポの良さが本作の身上です。
深く考えず、ただ気持ちよく笑える一本。作画も安定していて、格闘シーンになると急に画面が引き締まるのも見どころ。考えずに笑えて、それでいて雑ではない——という難しいところをずっと保っていた作品です。許嫁だの道場の跡取りだのという古風な題材を、まったく湿っぽくせずに扱えたのも高橋作品ならではです。
らんま1/2 Blu-ray Disc BOX Vol.2(完全生産限定版) [Blu-ray]Amazonで見る ▶[広告]
(C)各権利者さくらももこ先生が自身の子ども時代をもとに描いた作品で、舞台は昭和40年代の静岡県清水市。事件らしい事件は起こりません。給食のこと、遠足のこと、おこづかいのこと。それだけなのに、まる子のちょっとズルい本音や、おじいちゃんの甘やかしぶりが妙にリアルで、気づくと最後まで観てしまいます。
日曜の夕方に放送されていたため、エンディングの「おどるポンポコリン」を聴くと、休みが終わる少しさみしい感じまで一緒によみがえる、という人は少なくないはずです。ナレーションが淡々と的確なことを言うのも本作の味で、子どものころは気づかなかった大人側の描写に、いま観かえすとハッとさせられます。公式に決着をつけず日常が続いていく形式は、いわゆるサザエさん方式の代表例として長く親しまれています。
まるまるちびまる子ちゃん DVD-BOXAmazonで見る ▶[広告]
(C)各権利者臼井儀人先生の原作で、舞台は埼玉県春日部市。5歳児・野原しんのすけの言動に、母のみさえと父のひろしが振り回されるという日常ものです。放送開始当時は「子どもが真似する」と眉をひそめられることも多かった作品ですが、続けて観ていると、実はひろしとみさえの夫婦の描き方がとても丁寧なことに気づきます。
妹のひまわり、犬のシロと家族が増えていく流れも心地よく、毎年の劇場版では大人の観客を泣かせにくる作品も出てきました。作画や演出の実験にも積極的で、回によって画風ごと変えてくる大胆さがありました。長く続いている理由は、そのふり幅の大きさにもあると思います。日常回の合間に突然スケールの大きな話を挟んでくるのも本作の型で、油断していると足をすくわれます。
TVシリーズ クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ イッキ見!!! 暑~い夏には怖~い話で冷や~っとするゾ編 ()Amazonで見る ▶[広告]
(C)各権利者高橋陽一先生の原作で、大空翼を中心にサッカー少年たちの成長を描きます。スカイラブハリケーンにドライブシュート、そして反対側のゴールが見えないほど広いグラウンド——リアルさよりも「気持ちよさ」を優先した誇張が、本作の魅力そのものです。宿敵・日向小次郎や、立ちはだかる若林源三といった相手側にも見せ場がきちんとあります。
この作品をきっかけにボールを蹴りはじめた子どもは日本だけでなく世界にもいて、海外の有名選手が影響を公言していることでも知られています。サッカー人気がまだ野球に遠く及ばなかった時代に、競技そのものの裾野を広げてしまった作品として、いま振り返ると影響の大きさに驚かされます。連載と放送が並走していた時期の熱気は独特で、次の必殺シュートは何かと予想し合うのも楽しみでした。
キャプテン翼 COMPLETE DVD-BOX 2〈小学生編・後編〉Amazonで見る ▶[広告]
(C)各権利者あだち充先生の原作で、双子の上杉達也・和也と、幼なじみの浅倉南——この三人の関係を、甲子園を背景にゆっくり描いていきます。本作がすごいのは、いちばん大事なことをほとんど台詞にしないところです。風の音、蝉の声、間の取り方だけで感情を伝えてしまう。野球マンガでありながら、試合そのものより試合と試合のあいだの時間のほうが印象に残る、という不思議な作品です。
静かな場面ほど深く残ります。主題歌も含めて夏の記憶と結びついている人が多く、当時をリアルタイムで知らない世代が観ても、不思議と懐かしさを覚える一本です。物語の途中で起きるある出来事は当時大きな衝撃をもって受け止められ、以後の展開の重心をすべて変えました。
タッチ TVシリーズ Blu-ray BOX1(本編8枚組)Amazonで見る ▶[広告]
(C)各権利者青山剛昌先生の原作で、高校生探偵・工藤新一が黒ずくめの組織に薬を飲まされ、小学生の姿になってしまうところから始まります。毎回きちんと解決する一話完結の事件と、組織をめぐる長い筋立てが並走する構成が巧みで、「今週は事件回か、それとも組織回か」という楽しみ方が生まれました。眠らせた毛利小五郎に推理を語らせるという名探偵ぶりの見せ方も、いま思えば大発明。
1996年の放送開始から今日まで続く、長寿シリーズの代表格です。初期は等身大の推理ものとしての手ざわりが強く、いま観かえすと絵柄も含めてまぎれもなく90年代の作品で、そこがまた良いところです。劇場版が毎年の恒例行事になり、春になるとコナンの新作という感覚を定着させたのもこの作品です。
名探偵コナン TVシリーズ DVDAmazonで探す ▶[広告]アニメではありませんが、日曜あさのウルトラマンや仮面ライダー、 戦隊ものも、当時の子どもたちが夢中になったジャンルです。 放送に合わせて変身ポーズを真似する光景は、各家庭でおなじみのものでした。 新旧さまざまな作品がありますが、初代ウルトラマンはいまなお特別な一本として語られています。
※ドラえもんやアンパンマン、機動警察パトレイバーといった作品も、 おいおいこの棚に加えていく予定です。リクエストは掲示板で受け付けています。
「この作品が好き」「その解釈は少し違うのでは」といった、 なつかしアニメをめぐる語り合いは歓迎です。ご感想やご意見は 掲示板にお寄せください。
このページの最終更新日: / 公開: